道仁会系組長が事務所で自ら拳銃で胸を撃ち抜き死亡

　１６日午後１時半すぎ、福岡県久留米市安武町にある指定暴力団・道仁会系組事務所の組員から、「７５歳の男性が拳銃で自身を撃っているようだ」と消防に通報があった。

福岡県久留米警察署

　通報を受けて駆けつけた救急隊員が、事務所２階のソファで胸から血を流して倒れている同組の組長（７５）＝佐賀県みやき町＝を発見し、市内の病院に搬送したが、約３０分後に死亡が確認された。死因は心臓を拳銃で１発撃たれたことによる出血死。

　組長は、組事務所として使用している建物２階の一室で、自身の胸を拳銃で撃ち抜いたとみられ、銃弾は背中を貫通していた、近くに回転式拳銃１丁と銃弾が落ちていて、福岡県警久留米署は、現場の部屋には当時、組長１人だったことや、組員への事情聴取などから自殺の可能性が高いとみている。

　同署は、押収した拳銃や銃弾を鑑定し銃刀法違反も視野に、組長が死亡した詳しい経緯など調べを進めている。