2024年10月9日
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佐賀県暴力追放運動推進センターは28日、今年6月24日に取得した佐賀市呉服元町にある指定暴力団・道仁会系「三代目前田一家」の本部事務所の土地や建物の明け渡しを求め、組長を相手取り、佐賀地裁に提訴した。
取得した土地・建物
今年3月に県警の捜査から、前田一家の事務所として使われていた木造2階建てで、延べ床面積約120平方メートル、敷地面積は約290平方メートルの土地・建物が、2023年9月に暴力団関係者ではない一般の人に相続されたことがわかり、県警、県暴追センター、弁護士会民暴委員会の3者で組事務所の排除に向けて協議し、同センターが6月24日に取得した。暴力団事務所として使われていた土地と建物を「暴追センター」が取得するのは初めて。
同センターは7月に組長に対し、1か月以内に明け渡しを求める内容証明郵便を送達していたが、応じずにその後も組事務所として使用されていたため、所有権に基づき、明け渡しを求め提訴した。