2024年10月10日
福岡県警は15日、福岡市で、2023年10月に福岡市博多区にあるホテルの駐車場で、運転している乗用車で警察官4人をひき殺そうとしたとして殺人未遂などの疑いでも起訴されている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「一道会」傘下組員・藤井紋寛容疑者(35)が、逃走時に車で危険な運転をして事故を起こした上、そのまま逃走したとして危険運転致傷の容疑などで再逮捕した。
事故の巻き添えにあった車
藤井紋寛容疑者が運転していた車
藤井容疑者は2023年10月24日、パトカーの追跡から逃げるため福岡市東区の交差点を乗用車で走行中、直進車線を右折をして対向車や停車中の軽自動車2台に衝突し、運転していた女性2人に打撲などのケガを負わせた上、車を乗り捨て現場から逃走した疑いが持たれている。
藤井容疑者は車を放置して逃走後、現場近くのマンションに逃げ込んだところを身柄確保され、マンションに不法侵入したなどの罪で公判中で、逮捕時に覚醒剤を使用していて、営利目的で覚醒剤8.918グラム(末端価格およそ55万円相当)を所持していた覚醒剤取締法違反(使用・営利目的所持)の疑いでも逮捕され、危険運転致傷容疑が5回目の逮捕となる。
藤井容疑者は、事故を起こしたことは認めたうえで、「頭を整理してから話す」などと供述している。