佐賀県警佐賀南署は27日、譲渡目的で口座を開設して通帳とキャッシュカードをだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会系組員(50)=長崎県大村市諏訪1丁目=と、作業員の男(24)=佐賀市本庄町袋=と作業員の女(46)=同=を詐欺などの疑いで逮捕した。
佐賀県佐賀南警察署
3人は共謀して2023年4月、暴力団員で口座を開設できない知人の住吉会系組員に口座を譲渡する目的で、作業員の男が佐賀市内の金融機関で口座を開設して通帳を受け取り、作業員の女は自宅に郵送されたキャッシュカード1枚を受け取り、だまし取った疑いが持たれている。同署が容疑者らの情報を入手して犯行が発覚した。
同署は「捜査に支障がある」としていずれの認否も明らかにしていないが、作業員の男女2人は同居している元夫婦で、組員とは知人関係だった。