警視庁池上署は21日、詐欺事件の被害金の一部と知りながら傘下組員から現金を受け取ったとして、指定暴力団・六代目山口組系「落合金町連合」会長・佐藤光男容疑者(64)と、同組員・倉田良一容疑者(58)の2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで逮捕した。
警視庁池上警察署
佐藤容疑者ら2人は2015年11月、落合金町連合傘下組員(40代)が知人からだまし取った100万円の一部を、詐欺事件の被害金の一部と知りながら上納金として受け取った疑いが持たれている。
同署は今月初旬にこの傘下組員を詐欺の疑いで逮捕していて、組員への捜査を進める過程で佐藤容疑者の関与が浮上した。佐藤容疑者は詐取金を組への上納金として徴収し、組の運営資金に充てていたとみられている。