虚偽の書類で露店出店の許可取得 山口組系倉本組幹部の「國心会」会長ら男女5人を再逮捕

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　新潟県警上越署と県警本部組織犯罪対策課などの合同捜査班は１０日までに、虚偽の書類を提出して露店出店の許可を不正取得したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系五代目倉本組幹部で、「四代目國心会」会長・須藤正和容疑者（５０）＝埼玉県熊谷市＝や、無職の女（４８）＝上越市＝、無職の男（５８）＝上越市＝ら男女ら５人を詐欺の疑いで再逮捕した。

新潟県上越警察署

　須藤容疑者ら５人は共謀して、今年７月下旬に開催された上越市主催の「上越まつり」に露店を出店するため、６月下旬に反社会勢力の関係者の出店を拒否している新潟県上越市に対し、反社会的勢力でないことを表明する申請書を提出し、「上越まつり」への露店４店の出店を許可させ、不法に利益を得た疑いが持たれている。

　須藤容疑者ら５人は１０月に露店出店権詐欺の疑いで逮捕されていた。同本部は「捜査に支障がある」としていずれの認否も明らかにしていないが、ほかの余罪についても調べを進めている。