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茨城県の地中に男性の遺体遺棄 山口組系「落合金町連合」組員ら男6人を再逮捕

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 警視庁暴力団対策課は24日までに、トラブル相手の男性の遺体を茨城県内の空き地に埋めて遺棄したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組落合金町連合組員・工藤良太郎こと臼井良容疑者(38)=住所不定=と、同組員・勝又サードアリ容疑者(30)=神奈川県横浜市港北区師岡町=、職業不詳・望月彰吾容疑者(33)=住所不定=、職業不詳・熊崎聖矢容疑者(27)=石川県小松市=ら男6人を死体遺棄容疑で逮捕した。

茨城県の地中に男性の遺体遺棄 山口組系「落合金町連合」組員ら男6人を再逮捕

遺体が見つかった現場付近

工藤良太郎こと臼井良容疑者(38)

工藤良太郎こと臼井良容疑者(38)

 臼井容疑者ら6人は共謀して今年6月15日ごろ、茨城県境町の茂みの土中に職業不詳・松永淳さん(当時48)=東京都練馬区=の遺体を遺棄した疑いが持たれている。司法解剖の結果、死因は不詳で、同課は松永さんが死亡した経緯を調べている。

 遺体は、約2メートル弱の深さに仰向けでほぼ服を着ていない状態で埋められていて、遺体の状況から死後3か月から6か月が経っているとみられ、あばらの骨が折れていた。現場には6人全員で行ったとみられ、このうち数人が松永さんとの間にトラブルがあったとみられている。

 臼井容疑者と勝又容疑者は、金銭トラブルになった特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下の元組員(25)を監禁、暴行して金品を奪ったとして、今年7月に逮捕監禁罪で起訴され、ほかの4人も別の事件で逮捕されていた。

 一部の容疑者の押収した携帯電話の解析や供述などから、松永さんとの間にもトラブルがあり、6月11日に松永さんを連れ去った後に遺体を埋めた疑いが発覚。

 警視庁が今月14日に遺体が遺棄された情報をもとに、およそ50人態勢で茨城県境町の現場付近の草を刈り、重機などを使って約5時間捜したところ遺体が発見された。現場付近は人の出入りがなく、ゴミの不法投棄場所になっていたという。

 警視庁は、6人の認否を明らかにしていないが、6人の中に松永さんが死亡した経緯を知っている人物がいるとみて詳しく調べている。

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