福岡県公安委員会は、みかじめ料名目で現金を受け取ったとして、指定暴力団・三代目福博会幹部(74)に対し、暴力団排除条例に基づく勧告をした。
福岡県公安委員会・福岡県警察本部
幹部は今年1月から5月にかけて、福岡市の中洲地区で風俗案内所やスナックなどを経営する会社から、みかじめ料の名目であわせて90万円を受け取っていたとされ、福岡県警博多署が進めている「博多マル暴ゼロ作戦」の情報収集で、今年8月にみかじめ料のやり取りを把握したという。
勧告を受けた幹部には2007年以降の約10年間で、「みかじめ料」名目でおよそ2千900万円が渡ったとみられ、「組織の活動資金や遊びに使った」と話しているという。
みかじめ料として現金を支払った会社も勧告を受けていて、県警は暴力団の資金源の遮断を進めている。