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岡山県警児島署に3日午前8時45分ごろ、「暴力団事務所で拳銃を撃ってきた」と男2人が出頭してきた。
同署員が、岡山県倉敷市児島味野にある特定抗争指定暴力団・神戸山口組系三代目熊本組傘下「三代目藤健興業」の事務所内を確認したところ、事務所1階の壁と天井に銃弾が撃ち込まれた痕が複数あり、同署は銃刀法違反(所持)容疑で逮捕した。当時事務所内に組員がいたがケガはなかった。
発砲事件のあった藤健興業
近藤容疑者と林容疑者の2人は、出頭時に児島署北側に停めた車内に、犯行に使用したとみられる回転式拳銃1丁と実弾3発を所持した疑いが持たれている。
同署は山口組と神戸山口組の抗争事件とみて、詳しい動機や拳銃の入手経路などを調べるとともに、事務所への発砲の裏付けを進めている。
【追記】
岡山地検は、藤健興業への銃撃事件で、実行役の近藤輝雄容疑者を現場まで送迎した林雄司組員について、本人は銃撃することを知らされていなかったとして不起訴処分とした。