暴排規約のある賃貸マンションに知人名義で8年間居住 福博会幹部ら男2人を逮捕

　福岡県警博多署は、暴力団関係者が使用することを隠して、暴排規約のある福岡市博多区のマンション一室の賃貸借契約を不動産会社と契約の更新をしたとして、指定暴力団・福博会の幹部（６４）＝福岡市南区寺塚＝と、風俗店従業員の男（４４）＝福岡県粕屋町原町＝の２人を詐欺の疑いで逮捕した。

福岡県博多警察署

　２人は２０２４年９月、福博会幹部が住居として使用する事を隠して、風俗店従業員の男が継続使用するかのように装い、不動産会社と暴排規約のある福岡市博多区のマンション一室の賃貸借契約を更新した疑いが持たれている。

　この賃貸マンションの一室は、２０１６年１月に風俗店従業員の男が不動産会社と賃貸借契約を締結し、その後、８年間にわたって知人の福博会幹部が住居として使用していた。

　２０２４年９月に点検のため部屋を訪れた業者が、入れ墨が入った男が対応したことを不審に思い、マンションの管理会社に報告し、管理会社から連絡を受けた警察のその後の捜査から、幹部が住居として使用していることが発覚した。

　同署は２人の認否を明らかにしていない。