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警視庁捜査1課は23日、今年9月に東京都江戸川区の路上で男性が顔に催涙スプレーをかけられ、持っていた現金5300万円を奪われそうになった事件で、新たに犯行に使われた凶器の催涙スプレーを用意したとして、職業不詳・佐竹尚樹容疑者(25)=住所不詳=を強盗傷害の疑いで逮捕した。この事件を巡る逮捕者は7人目。
佐竹尚樹容疑者(25)
佐竹容疑者は9月19日午前10時20分ごろ、江戸川区西瑞江の路上で、人材派遣会社社長の男性(30代)に催涙スプレーをかけて、銀行からおろしてきたばかりの現金5300万円を奪おうとした疑いが持たれている。
事件前の17日に、佐竹容疑者は現場の指示役として逮捕された男と大阪市内の護身用具店を訪れ、催涙スプレーを購入する姿が防犯カメラに写っていた。
男性が抵抗したため何も取られなかったが、男性は顔に催涙スプレーをかけられて目に火傷などのケガを負った。調べに対し、佐竹容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。
警視庁は、他にも関与した人物がいるとみて捜査するとともに、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による計画的な犯行とみて事件の全容解明を進めている。