反社会勢力による事件やニュース
T

当時・神戸山口組傘下だった「藤健興業」銃撃 山口組系弘道会傘下「野内組」組員の初公判

関連記事

 岡山地裁で19日、2020年12月3日に岡山県倉敷市児島味野にあった、当時・特定抗争指定暴力団神戸山口組系三代目熊本組傘下だった「三代目藤健興業」の事務所に銃弾5発が撃ち込まれた事件で、銃刀法違反などの罪に問われている特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「野内組」組員・近藤輝雄被告の初公判があり、近藤被告は起訴内容を大筋で認めた。

発砲事件のあった藤健興業

発砲事件のあった藤健興業

発砲事件のあった藤健興業

 起訴状では、近藤被告は2020年12月3日に藤健興業事務所の玄関前から事務所内の天井や壁に銃弾5発を撃ち込んだとしているが、19日の初公判で近藤被告は、「玄関前ではなく事務所内で発砲した」と一部を否認したものの、起訴内容を大筋で認めた。検察側は冒頭陳述で近藤被告が同年11月中旬から藤健興業事務所付近の下見を繰り返していたと述べた。

 三代目藤健興業を巡っては、2021年2月に神戸山口組系三代目熊本組を離脱し、山口組系二代目若林組傘下として移籍、後に名称を「熊本組」と改称している。

 上部組織であった神戸山口組系「三代目熊本組」は、2021年5月に山口組系「三代目杉本組」組員による熊本組組長宅への発砲事件もあり、同年6月に熊本組は解散、本部事務所は解体された。

SNSでフォローする
T