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弘道会傘下「高山組」の家宅捜索中に証拠隠滅 新たに組員1人を逮捕

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 愛知県警捜査4課は9日、家宅捜索時に機密情報の入った記録媒体を握りつぶしたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目弘道会」傘下「三代目高山組」幹部で、「草川組」組長・草川洋明容疑者(44)=名古屋市南区要町5=が証拠隠滅の疑いでが逮捕された事件で、新たに高山組組員・福井暢平容疑者(25)=名古屋市千種区京命=を証拠隠滅容疑で逮捕した。

愛知県警察本部

愛知県警察本部

 福井容疑者は、2019年10月9日に貸金業法違反などの容疑で高山組幹部が逮捕されたことを受けて行われた家宅捜索時に、証拠品である記録媒体を組所有の車のトランクに隠した疑いが持たれている。

 福井容疑者は当時、組事務所に寝泊まりしてる「部屋住み」と呼ばれる見習い組員で、草川容疑者から指示されて証拠品を隠した実行役とみられている。調べに対し「黙秘します」と認否を留保している。

 車のトランク内で見つかったリュックの中には、ノートパソコン、USBメモリー、SDカード、フラッシュメモリーなどが複数見つかり、記録媒体からは貸金業法違反事件や、高山組若頭の「三代目矢嶋総業」組長・石原道明容疑者(55)=愛知県大府市共栄町7=が逮捕・起訴された「用心棒代」の収受事件の証拠データが確認された。

 記録媒体は全て厳重に管理されていて、パスワードの入力を一定回数ミスすると、データが初期化されるように設定されていたという。

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