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幹部ら2人銃撃死傷事件 道仁会と九州誠道会の分裂抗争激化で佐賀県内に飛び火か

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 5日午後1時10分ごろに佐賀県伊万里市二里町八谷搦の山元記念病院の駐車場で、指定暴力団・九州誠道会系幹部2人が銃撃された事件で、現場となった病院には、数年前から大病を患っていた九州誠道会系組長が入院していたことがわかった。佐賀県警は北部九州で激しさを増す抗争事件の可能性が高いとみている。

九州誠道会系幹部2人が銃撃された病院の駐車場

九州誠道会系幹部2人が銃撃された病院の駐車場

九州誠道会系幹部2人が銃撃された病院の駐車場

 銃撃された男性2人のうち、九州誠道会の浜ノ上勝則幹部(57)=長崎県大村市=は胸を撃たれて死亡。一緒にいた元九州誠道会傘下の田中安孝組長(66)=佐賀県多久市=も首に軽いケガを負った。

 2人は他の男性3人とともに、同病院に入院している九州誠道会系元組長(69)を見舞った後、病院を出て乗用車に乗るところを銃撃されたといい、銃撃犯は発砲後に白い軽乗用車の助手席に乗り込み、東方向へ逃走したという。

 銃撃犯とみられる男は40代くらいで白髪の長髪、黒っぽいジャンパーに青いジーンズ、白いスニーカーを履いていて、佐賀県警組織犯罪対策課は、暴力団同士の抗争事件とみて殺人と銃刀法違反の容疑で行方を追っている。

 2006年5月以降、九州誠道会は指定暴力団・道仁会から分裂し、抗争事件を繰り返していて、伊万里市では2009年3月、九州誠道会系前田組の前田賀寿久組長=(当時60)=が自宅前の路上で刺殺されている。県警はこの事件も分裂抗争とみて捜査しているが、現在も未解決となっている。

 伊万里市内には道仁会系と九州誠道会系の各1組織が事務所を構えているが、いずれも少人数で動きは目立っていない。

 県警は伊万里市で事件が相次ぐ理由について、「暴力団の警戒の強い重要地域に比べ、備えが手薄な面がある」とみているが、今回はつけ回してたまたま伊万里市が現場となったのか、計画的に病院で待ち伏せたのかは不明という。

 

 最近の抗争事件で特徴的なのは、単独犯ではなく、複数の下部組織が関与する「執行部体制」をつくる点にある。トップの使用者責任を免れる狙いがあるほか、行動確認や犯行車両、武器の調達、実行役などが分業制になっていて、捜査が困難になっているという。

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