関連記事▶
福岡県警は5日、北九州市八幡西区の駐車場で2014年7月、女性会社員が刺されて負傷した事件で、特定危険指定暴力団・工藤會の前会長代行で、「本田組」組長・本田三秀容疑者(63)=八幡西区折尾5丁目=や、元工藤會系組幹部・守永竜二容疑者(50)=福岡県宇美町障子岳南6丁目=、工藤會系組幹部・山元信二容疑者(60)=同区光貞台3丁目=、同幹部・田渕伸行(47)=同区則松5丁目=、同組員・宮本光陽(39)=長崎県諫早市小川町=ら5人を傷害の疑いで逮捕した。5人の認否は明らかにしていない。
本田三秀容疑者(63)
本田容疑者ら5人は共謀し、2014年7月、北九州市八幡西区折尾のマンション駐車場で、当時48歳の女性を刃物のようなもので襲い、全治2週間のけがを負わせた疑いがもたれている。女性は、元組合長が殺害された北九州市漁協の幹部の知人で、事件の十数年前、北九州市漁協幹部が経営に関わる会社に勤務していた。港湾利権をめぐり、工藤會が関与した一連の事件とみて捜査していた。
本田容疑者は工藤會の最高幹部らが相次いで逮捕されるなか、去年まで実質的なトップとして、組織の運営などを取り仕切っていた。