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岡山県公安委員会は11日、特定抗争指定暴力団・神戸山口組から離脱した「池田組」を、新たに暴力団対策法に基づく「指定暴力団」に指定して官報に公示した。
岡山県警察本部
今月4日に国家公安委員会から岡山県公安委員会に「池田組」が「指定暴力団」の指定要件を満たしているとの通達を受けていた。全国の指定暴力団は25団体となる。
「指定暴力団」の指定により暴対法の規制対象となり、金品の要求や債権の不当取り立て、集会施設の使用を不当に求める行為などに中止、再発防止命令を出せる。期間は2021年11月11日から3年間。
岡山県公安委は岡山市を「警戒区域」に指定し、特定抗争指定暴力団の活動を厳しく制限していたが、2020年7月に池田組が神戸山口組から離脱し、今年9月に県公安委員会が独立団体として認定したため、池田組は指定暴力団の制限対象から外れていた。
また、10月7日に県公安委は岡山市における抗争状態が解消したとみられることから、岡山市を「警戒区域」から除外していた。