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山口地検は24日付けで、今年の「全国高校野球選手権」で、客に金を賭けさせて優勝校と準優勝校を予想する賭博を運営したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部・中尾義満容疑者(57)=茨城県神栖市田畑=ら男3人が逮捕・送検された事件で、中尾容疑者と知人の会社員の男(42)=山口県光市虹ケ丘2丁目=の2人を賭博開張図利の罪で起訴し、自称建築業の男(51)=山口県光市=を起訴猶予とした。
山口地方検察庁
中尾容疑者ら2人は今年7月下旬から8月上旬にかけて開催された全国高校野球選手権で、出場校49校を8つのグループに分け、優勝校と準優勝校が出るグループを予想する野球賭博を開き、複数の客から1口1000円で合わせて636口、63万6000円の申し込み受け付けて利益を得た疑いが持たれている。
一方、自称建築業の男を起訴猶予とした理由について、地検は「諸般の事情を考慮した」としている。