就任直後の四代目会長の逮捕受け「福博会」本部を家宅捜索　

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　福岡県警は１７日午前１０時、指定暴力団・福博会の四代目会長に就任したばかりの金城國泰こと金国泰容疑者（６１）が、「ヤミ金」で得た違法な収益を上納させたとして、１６日に組織犯罪処罰法違反（犯罪収益等収受）容疑で逮捕された事件を受けて、福博会本部事務所を家宅捜索した。

会長の逮捕受け「福博会」本部を家宅捜索

　金容疑者は２０１９年当時、三代目福博会の二次団体「三代目双葉会」会長として、双葉会幹部（当時５７）＝貸金業法違反などの罪で起訴＝がヤミ金で得た収益と知りながら、現金７万円を上納金として受け取った疑いが持たれている。

　今年１月にこの組員が貸金業法違反の疑いで逮捕され、その時に押収された資料から金容疑者の関与が浮上した。県警は金容疑者の認否を明らかにしていない。

　金容疑者を巡っては、高齢だった福博会三代目の前会長に代わり、今年６月５日に四代目会長に就任したばかりで、県警は家宅捜索で押収した資料などを基に、代替わり後の組織の実態も把握を進める方針。

【追記】
２０２０年７月７日、福岡地検は金城國泰こと金国泰会長について、「起訴に足る証拠がなかった」として不起訴処分とした。