住吉会系丸唐会傘下「小名一家」組員を殺人罪で起訴 2021年いわき市小名浜の男性刺殺事件

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　福島地検郡山支部は１７日、２０２１年９月に福島県いわき市小名浜で暴力団関係者でマージャン店経営・田邉憲司さん（当時５６）を刃物で刺して殺害したとして逮捕された、指定暴力団・住吉会系六代目丸唐会傘下小名一家組員・遠藤雅彦被告（６１）＝いわき市平上荒川字長尾＝を殺人の罪で起訴した。

遠藤雅彦被告（６１）

　遠藤被告は２０２１年９月４日午後９時４０分ごろ、いわき市小名浜字林ノ上の島臨海鉄道線路上で、田邉さんの腹などを刃物のようなもので複数回刺すなどして殺害した疑いが持たれている。

　田邉さんの身体には３０か所ほどの刺し傷や切り傷があり、搬送先の病院で約１２時間後に死亡が確認された。死因は失血死だった。地検は遠藤被告の認否を明らかにしていない。

　福島県警いわき東署の捜査本部は、犯行の指示を出したとみられる丸唐会の元幹部で土木作業員・髙橋三七男容疑者（６３）＝いわき市江名字北口＝も逮捕していて、他にも共犯者がいるとみて事件の全容解明を進めている。