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沖縄県警サイバー犯罪対策課や神奈川県警などを含む9県警の合同特別捜査本部は29日午前、インターネットバンキングで個人情報などを盗みとり、不正に送金された金が沖縄県内のATMから引き出された事件で、犯行グループの指示役とみられる指定暴力団・旭琉會組員ら3人を不正アクセス禁止法違反、電子計算機使用詐欺、窃盗容疑などで逮捕した。少なくとも5000万円以上が沖縄県内の銀行ATMから引き出されていた。
沖縄県警察本部
特別捜査本部は沖縄県警那覇署、豊見城署に置かれていて、捜査を進めたところ、銀行を装ったショートメッセージから偽のインターネットのバンキングサイトに誘導して個人情報を盗みとり、他人の口座に現金を送金する手口で引き出されていた。ネットバンキングへの不正アクセスによる送金額は計7000万円に上るとみられる。
沖縄県内では2年前ほど前から、メガバンクのインターネットバンキングから不正に送金された金が県内のATMから引き出されているのが相次いで確認されていて、これまでに騙し取った現金を銀行口座から引き出す「出し子」など十数人を窃盗容疑などで摘発していた。