警視庁と栃木県警組織犯罪対策2課、宇都宮東署の合同捜査本部は12日、栃木県宇都宮市内のアパート駐輪場にとめた原付きバイクの中に、拳銃1丁を隠して所持していたとして、指定暴力団・住吉会傘下組員・梁嶋直人容疑者(38)=宇都宮市駒生町=と、無職・山崎孝政容疑者(39)=宇都宮市中今泉=の男2人を銃刀法違反(所持)の容疑で逮捕した。
押収された原付バイクと自動装填式の旧ソ連製マカロフ
梁嶋容疑者ら2人は今年3月14日午後8時20分ごろ、栃木県宇都宮市駒生町にあるアパートの駐輪場に置かれた原付きバイクの中に、実弾が装塡されていない自動装填式の旧ソ連製マカロフ1丁を隠して所持した疑いが持たれている。
アパート駐輪場の原付バイクに拳銃1丁を隠して所持
県警が2024年2月に拳銃を隠して所持している人がいるとの情報提供をもとに、簗嶋容疑者方のバイクに隠されている可能性が高いとみて今年3月14日に捜索したところ、原付きバイクのシート下のヘルメットを入れる収納スペースからタオルやビニール袋に包まれた状態1丁を発見した。
同本部は2人の認否を明らかにしていないが、この原付きバイクは2023年ごろから駐輪場にとめてあり、ナンバープレートが付いていなかったことなどから、拳銃の保管用に準備したものとみて、拳銃の入手ルートや所持していた目的など、調べを進めている。