2024年10月7日
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警視庁暴力団対策課は17日、2023年9月に東京都渋谷区の「アップルストア表参道」の店舗前で、発売直後の「iPhone15」の買い占めを巡り、騒ぎを起こして業務を妨げたとして、準暴力団・「チャイニーズドラゴン(怒羅権)」内の東京都北区を拠点とするの「王子グループ」と「赤羽グループ」のいずれもリーダー格・白井加次郎容疑者(50)=東京都北区赤羽=と、宋国慶容疑者(43)=住所不詳・中国籍=ら、男女7人を威力業務妨害容疑で逮捕した。
警視庁本部
両グループのメンバーらは2023年9月22日~27日、渋谷区神宮前4にある「アップルストア表参道」の店舗前に連日10~20人程で集まり、発売直後の「iPhone15」を互いのグループに買わせないよう、怒号を浴びせるなどして小競り合いを続け、商品の店頭販売を中止させるなど、業務を妨げた疑いが持たれている。
王子グループと赤羽グループは、それぞれ常習的に転売目的でiPhoneを大量購入し、業者を通じて中国などに転売していて、アップル表参道店では2022年まで王子グループが独占的に大量購入していたが、購入を主導していたメンバーが赤羽グループに移籍したことで対立、表参道店での並び方やどちらが購入するかを巡ってトラブルになり、数日間にわたり、店の前でトラブルを繰り返したという。
警視庁は7人の認否を明らかにしていないが、発売直後の「iPhone15」の転売益を活動資金にする狙いがあったとみて、経緯など詳しく調べている。