2024年10月10日
静岡県警は17日、2023年5月に開催された「浜松まつり」で、暴力団であることを隠して露店出店のする権利をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目國領屋一家」傘下組長・和田強容疑者(72)と、露天商で「静岡県西部街商協同組合」理事の男(53)ら3人が16日に詐欺の疑いで逮捕された事件を受け、國領屋一家の本部事務所を家宅捜索をした。
和田強容疑者(72)
國領屋一家を家宅捜索
和田容疑者ら3人は、2023年5月に開催された「浜松まつり」で、露店の実質経営者が組長であることを隠し、主催者側に対して「出店申込書」「誓約書」「本人確認書」などを提出、露店の出店権利をだまし取った疑いが持たれている。
和田容疑者は同組合理事の男を通じ、同様の手口で約30年近く露店出店の権利を不正に得ていたとみられていて、県警は、露店の売上金の一部が國領屋一家の資金源になっていたとみて詳しく調べている。