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「会津小鉄会」巡り乱闘事件の原因文書を偽造 七代目名乗る「心誠会」会長ら4人を逮捕

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 京都府警組対2課と下京署などは21日、今年1月に京都市下京区にある指定暴力団・六代目会津小鉄会の本部事務所で組員らが、いずれも指定暴力団の六代目山口組側と神戸山口組側に分かれて乱闘した事件で、乱闘のきっかけとなった書状を偽造したとして、会津小鉄会系「心誠会」会長・原田昇こと津波廣保容疑者(64)=京都市伏見区=や、山口組系「三代目司興業」組長・森健司こと森健次容疑者(67)ら計4人を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。

京都府警察本部

京都府警察本部

 原田容疑者は会津小鉄会分裂後に「七代目」を名乗っていた1人で、暴力団の「あいさつ状」の虚偽性を巡って、逮捕に踏み切るのは異例。

 原田容疑者らは共謀して乱闘前日の1月10日、会津小鉄会本部事務所で、「自身が会津小鉄会の七代目会長に就任した」とする六代目会長・馬場美次容疑者(76)=傷害容疑などで逮捕=名義の書状を偽造し、約20の暴力団組織に出した疑いが持たれている。

【追記】
 2017年7月12日、京都地検は、有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕されていた会津小鉄会系「心誠会」の原田昇こと津波廣保会長(64)や、山口組系「三代目司興業」の森健司こと森健次組長(67)ら計4人について、処分保留として釈放した。地検は処分の理由を明らかにしていない。

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